第一章 【大集合】

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 皆は居間から去っていき、俺とフルだけが部屋に残された。少し寂しい気もする。 「俺が居ない時に何かあったか?」 「……寂しかった」 「そういうことじゃなくてだな……。まあ、いいか」 「もうどこにも行かない・・・…?」  フルは不安そうに俺に抱きつき、問いかけてきた。  フルの小さな体は震えていた。 「ああ、もうどこにも行かないよ」  フルを抱きしめ返してやり、頭をなでてやる。 「本当……?」 「ああ。本当だ」 「よかった……」  フルの震えはとまり、安堵を浮かべているようだった。 「ただいまー!」 「今帰ったにゃー」  玄関の方から懐かしい声が聞こえた。  レイアとアイだろう。足跡がこちらに向かっているのが聞こえた。 「チッ……良いところに……」 「お前そんなキャラだっけ……?」 「寂しかったから……」 (何の関係が……) 「離れたくないけど……」  名残惜しそうにフルは俺から離れた。  離れると同時にレイアとアイが入ってき、危ないところであった。 「あれ?ハンター……?」 「ご主人……」 「おう。ただいま」
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