1046人が本棚に入れています
本棚に追加
「それにしても久振りじゃな。キリンよ」
「全くだな……。またあえてうれしいよ」
「積もる話もあろう。あちらでわらわと話さぬか?」
「ああ、行こうか」
二人はルーツの部屋へと歩き出す。
「キリン……。嬉しそうでしたわね」
「それはそうだろう。存在すら消されてたのがまた貴様らにあえたんだ。嬉しいのも無理は無い」
「それもそうですわね……。私もいろいろ聞きたいことがありますし、私の部屋で話しませんか?」
「む、構わんぞ」
「あなた方も一緒にどうですか?」
ディアは後ろの皆に問いかける。
皆は戸惑いながらも、全員ディアの部屋へと向かっていった。
「え?俺は?」
「貴方はフルと話して上げなさいな。この娘、貴方が帰ってくるのを一番楽しみにしてましたわよ?」
フルの方を見ると、フルは言われたことが恥ずかしいのか、頬を紅潮させすぐに俯いた。
「では、私たちはこれで」
最初のコメントを投稿しよう!