第一章 【大集合】

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「それにしても久振りじゃな。キリンよ」 「全くだな……。またあえてうれしいよ」 「積もる話もあろう。あちらでわらわと話さぬか?」 「ああ、行こうか」  二人はルーツの部屋へと歩き出す。 「キリン……。嬉しそうでしたわね」 「それはそうだろう。存在すら消されてたのがまた貴様らにあえたんだ。嬉しいのも無理は無い」 「それもそうですわね……。私もいろいろ聞きたいことがありますし、私の部屋で話しませんか?」 「む、構わんぞ」 「あなた方も一緒にどうですか?」  ディアは後ろの皆に問いかける。  皆は戸惑いながらも、全員ディアの部屋へと向かっていった。 「え?俺は?」 「貴方はフルと話して上げなさいな。この娘、貴方が帰ってくるのを一番楽しみにしてましたわよ?」  フルの方を見ると、フルは言われたことが恥ずかしいのか、頬を紅潮させすぐに俯いた。 「では、私たちはこれで」
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