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本日は6月17日…
そう!!おれ尾神雄の誕生日だ!!
一人で呟きながら(といってもガッツリまわりに聞こえるくらいの声だが)学校へ登校中
時計を見ると家を出てからすでに5分…そろそろ来るはずなんだが…
「雄~!!おはよー!!」
おれは予言者か!って位のタイミングで笑は後ろから突っ込んできた
「よ!おは…ぅわ!!」
挨拶しながら振り替えったら笑は勢いそのまま抱きついてきたのでおれはそのまんま押し倒されてしまった
そして笑はおれの顔に自分の顔を近づけ唇を尖らした
「ちょっ、何してるんだよ!?」
「何っておはようのチューだよ?」
何をしようとしていたのかは見れば分かったがそれを平然と、しかもたくさんの人が見ている道のど真ん中で言ってきたので恥ずかしくなった
「そうじゃねぇよ、何で急におはようのチューなんて言い出すんだよ?
今までこんなことなかっただろ?」
「だって今日は雄の誕生日だからプレゼントもかねていいかなーって」
最後の方は涙声になってしまってよく聞こえなかったが、とりあえず誕生日プレゼントとしてのチューだったらしい
そんなことを聞いたら嬉しくなるじゃないか
「そうだったのか…
ありがとう笑♪
でも今はまわりにたくさん人がいるから後でな♪」
おれがそう言うと笑は嬉しそうに微笑み「うん!!」と元気よく返事をしてから立ち上がった
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