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新「…何か済まん。」 身支度を整えた真生が門の前に着くと、いきなりの謝罪が出迎える。 その後ろから、平隊士がひょっこり顔を出した。 新「こいつがどうしても一緒に行きたいっつってよぉ、 連れてっても構わねぇか?」 新八は申し訳なさそうに眉を下げて、自分の後ろを指差す。 実際は真生と出掛けるのがばれた途端、二番隊の平隊士全員名乗りを上げたのだが、 色めき立つ彼等を一喝し、くじ引きで選ばれたのが彼だった。 真「謝る事なんて無いですよ。 大勢の方が楽しいから嬉しいです。」 その笑顔に安堵し、改めて紹介する。
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