2750人が本棚に入れています
本棚に追加
「新八さんっ、おはようございますっ。」
真生が入り口に立った新八を見つけ、満面の笑みで頭を下げた。
二人はお互いを兄妹の様に信頼し合い、およそ他人とは思えない程仲睦まじくしている。
新八が近付きながら頭を優しく撫で、自分を見上げて微笑む彼女を愛しそうに見つめた。
「ぱっつぁんおはよう。
可愛がるのも結構だけど、今は早く食事を運ばないと冷めちゃうよ。」
そんな二人を微笑ましい目で見つつも、源三郎が仕事の再開を促す。
「源さんだって何だかんだ言いながら甘ぇじゃねぇか。
真生を見てる時なんざまるで父親みてぇだぞ。」
最初のコメントを投稿しよう!