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黙り込む新八と真生を交互に見ると、困った様に溜め息を吐く。
新八も惣三郎を弟の様に可愛がっていたし、騰馬自身も付き合いは浅かったが彼を気に入っていた。
背の低い彼を小脇に抱えて運んでは、よく新八に怒られていた事が脳裏を掠める。
騰「…よしっ。
今日から俺が真生の友達だっ。」
突然の宣言に、真生は驚いて騰馬を見上げた。
新「騰…。」
騰「組長は真生がいるからまだいいですけど、
真生は友達が欲しいんだから、俺がなりますよ。」
あまりにも突飛な発想に、新八も二の句が継げない。
だが、その笑顔に幾分か明るさを取り戻す。
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