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新八は少し考え、苦笑いを浮かべると 新「用って程でも無ぇけど…、この前、左之の野郎に俺の大事にしてた酒飲まれちまったから、 それを買い直してぇぐらいだな。」 真「じゃぁ、先にそれ行きませんか?」 いつか買いに行こうとは思っていたが、真生と出掛けている時間を自分の用事で潰したくないと思い、断ろうとした。 新「いや、誘ったのは俺なんだから、そんなのは別に今度でも…。」 真「いいじゃないですか。 私は、新八さんと出掛けられるなら何処でも楽しいですよ。」 言いながら歩き出す真生に、新八は頭を掻きながら付いて行く。
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