14/36
前へ
/573ページ
次へ
先程までの態度とは違う間の抜けた答えに、思わず聞き返す。 きっと睨まれ肝を冷やすが、烝はすぐに柔らかい笑みを浮かべた。 烝「真生といると、不思議と安心出来るんや…。 あんま近寄られへんけど…。」 騰馬も真生に近寄る幹部が新八に撃退されているのを幾度となく見ている為、 最後の烝のぼやきに少し同情する。 騰「真生は平隊士にも人気ですよ。 いつも幹部の誰かが一緒にいるので近寄れませんけど…。」 その最たる人物が新八だが、挨拶だけでも殺気を放つ総司達と違い、自分の直属上司という事もあって、 騰馬は今回の機会で真生に近付けたのが心から嬉しかった。
/573ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2749人が本棚に入れています
本棚に追加