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騰「真生を好きになったら、文字通り命掛けなきゃやってけないな…。」 一人そんな事を呟くと、走って三人に合流した。 真「もうっ、何ですぐ喧嘩するんですかっ。」 真生が怒るが、新八はその頭を撫で笑って誤魔化す。 烝「…保護者気取りも大概にせぇよ? いつか血ぃ見るで?」 頭を擦りながら烝がぼやき、その脳裏には眉間に皺の寄った一人の男が浮かんだ。 新「騰馬、先に酒屋寄ってから団子屋行くけど構わねぇか?」 完全に烝を無視すると、少し離れて歩く騰馬に話し掛ける。 騰「俺は何でも良いっすよ。 付いて来ただけですから。」
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