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捺姫
「もしかすると、今のこの世界も時間が止まってしまうかもしれない」
公真
「………………」
捺姫
「元居た世界と、それを解説していた世界(設定資料)が同時に停止してしまったってことは……多分異変の犯人は同じ者だ。この世界も長くは持たないと思う」
公真
「あ~……つまり?」
捺姫
「元居た世界の時間が戻る。あるいは新しく世界が再構築されるのを待つしかないな」
公真
「あ……そう」
捺姫
「……俺だって辛い。まぁ頑張らなきゃな」
公真
「せめて人間に戻ってから時間が止まって欲しかったな……」
捺姫
「私には関係無いけどな」
つなみ
「あ、捺姫さん。居ましたか」
捺姫
「つなみか。……その様子だと、何があったかは把握しているみたいだな」
つなみ
「はい。大変なことになりましたね……」
……つなみも何故か把握しているのか。
俺だけなのかな。着いて行けてないのは……
つなみ
「あれ。そちらの人形は?」
捺姫
「コイツは死んだ公真の魂が乗り移った人形だ」
公真
「うおぉぉい! 簡単にバラすなよ!」
捺姫
「大丈夫だよ。こっちの世界での出来事は元居た世界に影響しないから」
つなみ
「だから元居た世界が動き出しても、私は何も知らずに紅魔館で公真さんを待っています。……とはいえ吃驚しました。元居た世界でそんな話を聞いたら、私はきっと失神したでしょうね」
この世界が特殊だからって、リアクションが薄いな……
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