大嫌いなアイツ

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いっつもへらへら笑ってムカつくアイツ あんな奴守る価値なんてない 当主様が亡くなられた その知らせを聞いて 俺―塊烏ユウは イタリアから帰国した 日本は 7年前まで住んでいた 俺が7歳の頃 父親の仕事の都合でイタリアに行くことになったが ちょうど7年 俺が14歳に なったばかりの時 一本の電話が鳴った 電話に出た 母親の顔色が変わったのが 母を見ていた俺には 分かった 真っ青になった母親に 「どうした?」っと聞くと 当主様が亡くなられた っと言われた そして俺の肩を掴み 「今日から貴方が 姫様を守るのよ」 真剣な表情で俺をみた
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