1.男友達

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「じゃあ、付き合ってもらったんで、飯おごっちゃる」  CDショップを出て、並んで歩きながら言う健太に、夏実は笑んだ。 「へぇー、じゃあ、ステーキで」 「ブー」 「じゃあ、遠慮してお寿司で」 「ブッブー」 「えー、じゃあハンバーガーで」 「ブッブッブー・・・えっ?」 「イヒヒ」 「にゃろぅ」  健太は夏実の頭をグシャグシャっと撫でた。 「やめてよー」  健太は髪を撫でながら、そのロングの毛先に触れる。 「夏実の髪っていいよな。クルンってなってて」 「ハハハ、クルンって何ー?」  健太の表現が可笑しくてキャハハと声を上げて笑う。 「ねぇ、ちょっとアレ見て……」  その時、離れた場所から2人を見つけたのは舞だった。 .
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