プロローグ

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………いやいや。 ……いやいやいや。 私池澤百合(イケサワユリ)は 困惑していた…。 「百合。聞いてるの?」 「あっ。うん…。」 「お母さんは仕事の関係でこれから半年、うーんもっとかかるかな?まぁニューヨークに行かなきゃいけないのよー。」 「はぁ。」 「だから、明日から百合はある人の家で生活してほしいの。」 ……ね? いやいやってなるでしょ? 「お母さん!!」 「何よー。大きな声出してー。」 「またいきなりそんなこと…。第一ある人って誰なのよ!?」 「それがお母さんも分からないの……。」 ………いやいやいやいや!!! バカなのか!? 本物のバカなのか!? 「知らない人に娘預けて良いの?心配じゃないの?」 「うーん。お母さんが一番信頼してる人の紹介だから…」 「だから何よ!」 「大丈夫よ♪」 まじですかぁ…? うぅ頼むよ母上…。 「ほら!そういうことでこの話は終わり!学校遅刻するわよ!」 うぇーん! お母さんのばかー! 「行ってきますー!」泣
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