平和な時

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母親と父親が死んだときオレも姉も心が不安定だった。自分たちを産んでくれた両親が急に死んだんだ。心がついていかなかった 母親と父親も知り合いとか祖母とか亡くなっていたから預かってくれる人も居なかった。それから二人でずっと暮らした が、姉とオレは一度喧嘩した。本当些細なことで喧嘩した。オレが思ってもない言葉「大嫌い」って言う言葉を姉に向かって言ったら姉の様子が急変したんだ 急に泣き出して、「嫌わないでっ!私には佑牙しかいないッ!!」って姉はオレに向かって泣き叫んでた。あれから姉はオレに対してずっと…気を使うようになった 姉が間違えた事をすると必死に謝ってくるし、急に泣き叫ぶときもある。前までは耐えられなかったが今はもう慣れた。 「えっ!?…で、でも」 「いいよ」 いいよと返すと悲しそうな顔をする。だが姉は悲しそうな顔を直ぐにやめ、オレを見ながら嘘の笑顔を"作る" 「ごめんね…」 「……」 …この笑顔は嫌いだ。オレは無言で姉の横を通りすぎそのまま台所へ行きカップラーメンを見る カップラーメンは…醤油ラーメンと味噌ラーメン。オレは味噌派なんだよな。味が濃い方が好きだ。とにかくお湯を入れよう .
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