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やっぱりこのあたりは人通りが少ない。朝早いからか?だがこんなところがあっても近くは都会だ。学校行くにはそこを通って行かなきゃならないわけだけど
オレは人がお多いところが嫌いだ。静かな方が良い。なんてゆうか騒がしいところはイラつく
そして今目の前は都会だ。人がめちゃくちゃいる。キモい。蟻のようにいる。だが学校がある日は仕方なく毎日此処を通っている
「はぁ…」
思わず溜め池をついてしまう。人混みに入ってみたがドスドス押される。だから嫌いなんだ…
ん…?あれは…アゲハ蝶?こんな都会にいるものなのか?こんな人がいるのにアゲハ蝶が浮いている。何故か目が放せない。アゲハ蝶はこんなに綺麗な生き物だったのか…?
アゲハ蝶に見惚れアゲハ蝶がオレに近づいてるのに気が付かなかった。他の人もいるのに何故アゲハ蝶を誰も見ないのだろう
とても美しく飛んでいるのに…
無意識にオレはアゲハ蝶に手を伸ばしていた。端からみたら可笑しい人に見えただろう。だが、小さな生き物に見惚れているオレはアゲハ蝶の方が気になった
そしてアゲハ蝶はオレに近づくどころかいつの間にかオレの手に触れとまっていた
「……」
人混み嫌いのオレが人混みに気にならないのは何故だか…。それほどアゲハ蝶が美しく見えた
そしてアゲハ蝶が一度羽ばたき―
パラパラ…
――鱗分がキラキラ光ながら散り、アゲハ蝶が消えた
「ッ!?」
オレはハッと意識を戻す。今、周りが気にならない位蝶に見入っていたことに気が付いた。周りは先ほどと変わらないが鱗分がまだキラキラと散っている。人混みに流されない…何故だ?
まさか…
「超能力か?」
だったらどんな能力だ?何故オレにとまりアゲハ蝶は散った?もしかして…
「チッ!!糞ッ!!」
オレは人混みをかき分け走る。面倒事には関わりたくない。オレは全力疾走で走り、学校へと向かった…
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