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必死に腕を伸ばす妹紅。その姿を見た途端、助かった…と、注意が無かった。
ガッ!
…突然、足に衝撃。そのまま地面へダイブする龍太。
龍太「痛っ!」
痛みに顔をしかめながら足に何があったのか欲見てみると、小さな山が…竹のねっこがそこに突き出ていた。ようは転んでしまったのだ。
妹紅「龍太!」
転んだ龍太に追い撃ちをかけるように、ついに触手が龍太に追いつく。
ドスン…バシッ…メキャッ…ヒュン…
追っていた勢いのまま、攻撃して来る。さらに、妹紅のほうにも何本か迫る。
起き上がると同時に迫る鞭を避けるなどという、まさに奇跡の技を繰り広げよけきる龍太。
…すべてをかわした時には、龍太の回りに触手が地面に突き刺さっている光景が出来ていた。
龍太「た…助かった…」
自分でも避けきれたことに驚きを隠せない。緊張がきれたせいか、地面に尻餅をつく。
妹紅「龍太!大丈夫か!」
触手の向こうから妹紅の声。
龍太「あぁ、だいじょ…」
続けようとしたそのことばは、喉から出る前に詰まってしまった…。
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