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ズンッ……………グシャッ…。
突然のことだったが、龍太ははっきりと見ていた。
龍太の周り突き刺さっていた触手。だが、密集しすぎて一時的にそれ以外の景色が全く見えなくなっていた。その触手…の隙間から、一本の細い触手が勢いよく伸びて龍太を襲ったのだ。
龍太「…あ……あぁっ…………」
ふと、視界には赤い何かが見えた。
勢いよく伸びた触手は微動だにしない…。
…伸びたその触手は体の右のほうに伸びている…なにやら右腕のほうが冷たい……
ひんやりしている右腕を見ると…
右腕が…
肩から無くなっていた…。
龍太郎「…………………………………あふぅっ…」
右腕が無くなったショックで痛がることも泣き叫ぶこともなく、聞こえてくる妹紅の声を聞きながら、龍太は気絶してしまった…。
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