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…闇の中を走る……
?「……ハァ……ハァ……ハァ……ハァ…」
疲れが、全身から感じる。でも……
?「……うっ…逃げ……なきゃ……」
走る何かは、止まることなく、行く先も見えない闇のを走りつづける……
…走って、どれくらいが経ったのだろうか、先程まであった最後の気力も、もう、ない。
走っていた何かは、ついに、止まり、倒れた。
だか、心の中ではまだ逃げないと…と叫んでいる。…もう逃げることを止めようとしたそのとき…。
?「………………き……」
暗闇のどこからか、自分の物ではない声が掠れて聞こえてる。
?「……お………き……」
その声は、段々と大きくなってきた。
…走り続けたためか、睡魔がおそってくる…そういえば、何にも食べていない。
その心地好い睡魔に身をまかせたが最後、それは段々とはっきりしてきた声を子守唄に、気を失った。
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