…目覚めは…。

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ズシャ…メシメシィ… 竹が無理やり折られる音と同時に、黒い物体が段々とその姿を現しはじめた。 その姿は、ぎりぎりで竹の長さを越えないくらいの山のように大きく、所々から触手が生えており、辺りをくまなく探すようにうねうねと動き回ってる。 妹紅「そこに隠れろ!」 本能的に妹紅の命令に従わないといけないと思い、すぐに竹が混み合ってるところに隠れる。 妹紅「……目が…見えないのか…?」 妹紅は、既に怪物の十メートルほど前にいるが相手のほうは気づいてないのだろうか、攻撃するそぶりすら見せない。 龍太「…妹紅さん、何やってるんだよ!?」 龍太は、目の前に怪物が迫っているのに逃げようともしない妹紅にイライラと募っていく焦り。 龍太「…まさか、怖くて逃げられないんじゃ…」 そんなことを思ったやさき、突然、妹紅の手のあたりから赤いものが出はじめた。 龍太「!!?」 その赤いものから何かが作られ、いや、生み出されていく。
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