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ボウッーーズシャアーージュ~ーーバシィーー…
龍太の前では、怪物と人間、いや超人としか言えないような戦いが繰り広げられていた。
妹紅から出た炎は触手を焼き、その身すら焼き付くさんばかりにメラメラとどんどん勢いを増している。
対する黒い怪物も触手をヤリの形やら盾のような形をしながらその炎から身を守りつつ前へ後ろへと、両者一歩も引かない激しい戦いへと変わりつつあった。
妹紅「…固いな、その盾…なら、これはどうた!」
懐から、謎の紙を取り出し…
妹紅「『滅罪【正直者の死】』!」
叫んだと思ったら、いつのまにか妹紅の周りから綺麗な色をした丸い玉や、ビームか妹紅から発射された。
怪物「グオガアアアア!?」
発射されたレーザーを盾で防いだが、馬鹿正直にまっすぐ受け止めてしまい、威力がそのまま触手へ伝わる。そのまま盾は壊れ、怪物の体を貫いた。
妹紅「…これで面倒な盾もない…一気にーー」
と、もう一枚取り出して追い撃ちをかけようとしたその時……
怪物「グルウガアアアアア!!!」
怪物が妹紅とは全然違う方向にその触手を伸ばし始めたのだ。
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