秀一SS(ショートストーリー)

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秀「教頭先生!」 教「ん?どうした?」 秀「ちょっと来てください!」 こんな教頭、テントの中でかつら取るなんて生温いことできない。 光る頭に日光反射させてやる。 教「どうしたんだね?私に何か」 秀「申し訳ありませんっ!!!」 うん、後が怖いから今のうちに謝っとく。 そして、教頭が反応する前に、教頭の髪の毛を引っ張る。 すると、スポンと大量の髪の毛が取れた。 何だこれ!気持ち悪い! って、そんなことやってる場合か!さっさと逃げないと! 『…やった、やりやがった!あの1年坊主やったぞ!今まで全員がリタイアしてきたお題をクリアしてしまうのか!?』 俺だってやりたくねぇよ!つーかリタイアできるんだったら先に言えよ! 全速力でトラックを回り、ゴールに向かう。 その途中、後ろからすごい足音が聞こえてきた。 いやぁ、そんなわけないよな。まさか、ねぇ。 恐る恐る後ろを見てみると、無表情のまま教頭が全速力で俺に向かって走って来ていた。 秀「うぎゃああぁぁぁぁ!!!」 あまりにパニクって、変な叫び声をあげてしまう。 つーか何で無表情なの!?せめて怒りながら走って来てくれ!
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