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小学3年の頃から一緒だった。ずっと。
友達だと思っていた。ずっと。
いつからだろう。この人が私の大切な人になっていたのは。
そうだ、あの時かも。
あれは中学1年の6月のころだったかな。
いつも通りの朝。
いつも通り4人で自転車に乗り学校へ向かう。
秀「薫、今日は部活は?」
薫「今日は無いけど、秀くんは?」
今は違和感は無いけど、昔にこの人から『できれば、秀くんって呼んでもらえません?』と言われたので、断る理由もなく秀くんと呼んでいる。
私は覚えてないけど、昔に私が秀くんと呼んでいたらしい。
それがよくわからない。
何で私はこの人のことをそんな風に呼んでいたんだろう。
そして、何でこの人はこんなに私に笑いかけてくるんだろう。
それでいて、何でこんなに他人行儀なんだろう。
この人は私のことを見ているようで、全く見ていない。
なのに、私のことをいつも気遣ってくれる。
小さい頃はあまり気にしなかった、気にならなかったけど、最近すごく思う。
この人にとって私は一体何なんだろう。
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