こよみラクーンドッグ

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 だからなにも深刻な話はなく。  決して誰も傷付かない。  さしずめ食玩に申し訳程度についているラムネのような。  あるいは新聞をとるとどうだとばかりに同封されるテーマパークのチケットのような。  もしくは本屋で買い物をするとプレゼントしてくれる紙の栞のような。  そんな、本当にどうしようもなくて、 馬鹿馬鹿しくてくだらない、笑ってしまうような――オマケのお話。
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