5人が本棚に入れています
本棚に追加
上司が、ここを通る時間が過ぎた。
プレコは時計を見た。
「おかしいな」
私が無線連絡したから通る訳がない。
そろそろ私が居る事を知らせても良い。
後部座席に置いてあった金タライをプレコの頭に落とした。
ゴン!とコントでお馴染みの音かした。
プレコは何が起きたのか分からない様子だった。
私の顔を見ると口をパクパクさせていた。
銃を向けながら勝ち誇った声で言ってやった。
「後ろも注意してなきゃダメよ」
状況が理解できて来るとプレコの表情は驚愕から信じられないと言う顔になり、やがて悔しさを表していた。
「俺の負けです」
私も最高の笑顔で止めを刺した。
「プレコの頭は空だったみたいね」
彼女は何の反論も出来ずに、うなだれた。
最初のコメントを投稿しよう!