演習 プラティ対プレコ

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 演習初日。AもBもライフルと機関銃を持って警護するつもりみたい。  訓練だからエアーソフトガンだけれども警察に見つかったら面倒な事になってしまう。  私もGIコルトのエアガンを隠し持っていた。  プレコが襲い掛かって来たら即座に発砲するつもりでいる。  空砲で撃つ事も出来ない事もないけれども彼女が軍の新人用の訓練を受けてないと聞きBB弾を撃ち込む事にした。  上司は健康の為に勤務先まで歩く事にしている。  守る側からすれば車に乗らない分、守り難い。  二十分で勤め先に着く。私も、その場所を知っていたから、それは分かっていた。  私の役目は歩きながらプレコが襲って来る可能性のある場所を探す事だった。  歩いてるうちに違和感を感じた。  この道で良いのかどうか。  私は近道か何かだろうと思って何も言わなかった。  突然、上司はUターンした。 「道を間違えたんですね?」 「うるせぇこと抜かすな」  こんな暴言は上司の口から聞いた事はない。  間違えたんだろう。  それからプレコは私達を尾行していた。  完璧に変装してたけれども四六時中、一緒にいる私なら細かいクセを自然に覚えてしまったから一目で分かった。  手を振ってやった。
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