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あの後、カルメーラにお礼を言われたグスタは、男を警察に引き渡すとすぐ、半分強制的に一座に招待された。
「いやあ、カルメーラを助けていただき、本当にありがとうございます。お礼に今日はゆっくりしていって下さい。」
グスタの前にはずらりと料理が並べられ、少し困った顔でグスタは座長の話を聞いていた。
「俺は少し気を逸らしただけだ。これほどのもてなしはむしろ困る。」
グスタはそう言ったが、カルメーラが首を振った。
「あんたが気を逸らしてくれなかったら、私はあいつをぶっ飛ばす事はできなかった。てゆーか、あんた凄いよ!相手の力量一瞬で見極めて、ああも冷静に対処できるなんて!」
興奮気味にカルメーラが言った。そして更に話は続く。
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