count2

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「…………さぁ、鞍馬も、このあと伯父さまに頼まれたお仕事があるのでしょう? 私はここから1人で行きますから、自分の仕事に戻りなさい」 私は、にっこり笑いながら言い放つ 鞍馬は、心配そうな顔をするが、私が頷くと、わかりましたと車に乗り込み去って行った 「…………はぁ~ 今日からここで、私は生活するのですね」 もう一度、目の前の建物を見渡し、呟く 平穏無事に、過ごしていけたらと、願いながら……………… 「…………それにしても、入り口はこの真ん中の玄関からでいいのでしょうか…………」 私は、テクテク歩きながら首を傾げた この一ヶ所ぐらいしか、扉が着いていないのだ 「……………まぁ、入ってみればわかりますわよね?」 私は、意を決して、扉に手を掛けたときだった 《てめえなんかこの学園からいなくなれ!》 「!?」 突如、言霊の力が頭の中に響きわたる (どこから……………) 私は、急いで辺りを見回す しかし、人影すら見当たらない (…………これは………) 私は、仕方なく、とある手段をとることにした 《……………言葉に宿いし力よ 我にその力の源を示し給え…………》 片手を上げて、そうぽつりと呟く すると、どこからともなく、風が髪を揺らす その流れは、一定の方向に向かって流れ動く
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