count2

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「なんだてめえ、部外者は引っ込んでろ」 「女だからって嘗めた真似しやがると容赦しねぇぞ」 2人は睨みを利かせてそう言い放つ 「部外者だろうと何だろうと、目の前でこんな所を目撃したら、見過ごす訳にはいきません」 私は、凛とした声でそう言い放つ すると、2人は、それが気に入らないのか、掴んでいた生徒の胸ぐらを離すと、ゆっくりこちらに歩んできた 「あんだと?女のくせに、 《邪魔なんだよ!》」 「!!」 今度はしっかり感じた波動に、身体のバランスをとられそうになる 「なんだ?はっきり言ったのは口だけで、恐がってんじゃねぇか 私のそんな様子を見て、先ほど胸ぐらを掴んでいた生徒がははっ!とわらいながら言い放つ 私は、どうしたものかと考えを巡らせたときだった
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