count2

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「…………それより、どうしましょう…………」 ふと、重大な事が頭をよぎる 多分、いや、絶対にしてこの生徒は気を失ってしまった どうやってこの林から抜け出せばよいのか……………… (まさか背負って行く訳にもいきませんし…………) 腕を組ながらそんなことを考える 言霊の力を駆使すれば、どんな体型の人間や動物でも、担ぐことはできる しかし、これ以上他人がいる前で力は使いたくなかった (……………仕方ないか) 私は、何度も心の中で謝りながら、そのまま生徒は寝かせておく事にした クラスも、医務室の場所もわからない私が連れて行っても、彼の恥になるだけだから
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