2人が本棚に入れています
本棚に追加
私は食べるのが決して遅くはないんだけど、全然追い付けていなかったので少し慌てて食べ出した。すると
「慌てなくていいよ。自分のペースで。無理して合わせ様とすると疲れて街ブラなんて出来なくなるよ。」
そう言って彼は優しく微笑んでくれた。
私は何て素敵な人に声を掛けたんだろう。と、自分が誇らしく思えた。
私も食べ終わり会計しようと席を立つ私に彼は、
「可奈ちゃん。何してるのかな?今回は俺が払うよ。」
「そんな!誘ったのは私ですから!」
「俺は、その誘いに乗ったんだから同罪でしょ!それに、今回は。って言ったでしょ。って事は次がある!って事で。ねっ!」
私はビックリした。
彼からそんな言葉を聞けるなんて…
思ってもみなかったから…
私は耳まで火照っているのがわかった。
「可奈ちゃんの赤面してる顔見た!だから、俺が払う!で決まり!」
と少し意地悪そうに言った。
最初のコメントを投稿しよう!