一目惚れ

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私は食べるのが決して遅くはないんだけど、全然追い付けていなかったので少し慌てて食べ出した。すると 「慌てなくていいよ。自分のペースで。無理して合わせ様とすると疲れて街ブラなんて出来なくなるよ。」 そう言って彼は優しく微笑んでくれた。 私は何て素敵な人に声を掛けたんだろう。と、自分が誇らしく思えた。 私も食べ終わり会計しようと席を立つ私に彼は、 「可奈ちゃん。何してるのかな?今回は俺が払うよ。」 「そんな!誘ったのは私ですから!」 「俺は、その誘いに乗ったんだから同罪でしょ!それに、今回は。って言ったでしょ。って事は次がある!って事で。ねっ!」 私はビックリした。 彼からそんな言葉を聞けるなんて… 思ってもみなかったから… 私は耳まで火照っているのがわかった。 「可奈ちゃんの赤面してる顔見た!だから、俺が払う!で決まり!」 と少し意地悪そうに言った。
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