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イベントが終わるのを待って私は勇気を振り絞り彼に声をかけた。
「あのっ、終わってから何か予定とかありますか!?もしよかったら私と何か食べに行きませんか!」
彼はキョトンとしていた。
いきなり一方的に声をかけられたんだから当たり前の事なんだけど…
しばらく沈黙が続いて、もうダメだ…立ち去ろう!と思った時、彼は優しく笑って
「いきなりだったからビックリしちゃって。ごめんね。別に用はないけど終わるのが遅いんだよね。だから…明日なら一日空いてるけど…」
「明日は私も休みです!ぜひともお願いします!」
「ありがとう。あっ、僕、日吉快斗です。名前教えてくれますか?」
「はいっ!高梨可奈です!25歳です!」
彼は爆笑した後にまた優しく
「僕は27歳です。携帯を教えるから可奈ちゃんも教えて下さい。」
見事に番号とアドレスを交換した。
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