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寝ぼけていて覚えていない事を再会するまで俺は気付くことはない。
会わなくなって一年半。
待っててくれているよな。
コトンと、コーヒーのカップが置かれた。
俺は、フーフーしながら飲みはじめる。
「気になる生徒でもいたか?」
「いや、高田先生の受け持ちの生徒さん達に早く会いたいなって」
「問題ある生徒は、今の所いないし。俺が担任だからか。ハハッ」
相変わらず、明るくて面白い先生だ。
「千尋。今、彼女は?」
「いませんよ、約束してる人ならいますけど」
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