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彼女達に、連れられて来た先は暗い体育館裏。
私は、今朝の手紙を思い出す。
犯人は、彼女達だったんだなと…
彼女達の足が止まった。
クルッと、振り返り私の容姿を上から下までジロジロと見る。
リーダーらしき人物が一歩前に出た。
「今井さん、初めまして。私、有村可苗(アリムラカナエ)と申しますわ。用件はただ一つ」
ゆっくりと一歩ずつ近付き、私の目の前に立つ。
「何ですか?」
嫌な予感がして、ブルッと寒気がした。
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