☆15話☆

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隣で、心配そうに私を見つめるチィ兄ちゃん。 見透かされてるって、分かってるけど大丈夫っと心に言い聞かせ微笑む。 *** 明らかに作り笑いしてるな、麗奈。 多分、さっきの女子生徒達に囲まれていた事が原因か… 「俺ん家寄る?遅くならない程度で、帰りは送ってくし」 「行く!」 「即答かよ」 「だって、久々に文乃(フミノ)さんの手料理食べたいもん」 …ググゥ~。 ん、お腹が鳴っちゃったよ。 恥ずかしい聞かれたよね。 横目で様子を伺う。 「…クククッ、アハハッ。お腹、空いたなら急がなきゃな」 やっぱ、聞かれてたんだ。 …うぅ、笑われた。 .
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