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五十嵐家に到着。
隣同士だった、マンションの部屋。
私と父親が住んでいた部屋は、既に他の家族が住んでいた。
数ヶ月振りなのに凄く懐かしく感じる。
物心ついた時から、住んでいた場所だし亡くなったお母さんとの思い出だってある。
「嬉しそうな顔」
イジワルそうに笑み、軽く私の頬をつねる。
「い、いひゃいし、ヒドイ…」
「ハハッ。じゃ、入るか。ただいま!」
「おじゃまします」
玄関を開けると…
――バタバタバタ
大きな足音。
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