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「千尋、部屋に荷物運んであるから。土日中に、整理しなさいね」
部屋を指差す、文乃さん。
「分かってるって、母さん。
ロールキャベツの味、変わんないな。美味い」
ふと、お箸の手が止まった。
「どした?チィ兄ちゃん」
「見んな。ヤベッ、ちと泣きそう」
「あらあら、泣き虫の千尋くんに戻りますか?」
「母さん!」
「千尋ってね、ママっ子で幼稚園には行かないって涙ボロボロ零して駄々こねてたのよ~。ワガママBoy♪」
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