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「明日の午後5時…か。美紗の妹、見つかるといいけど…。」
それにしても、美紗の様子は異常だった…。
どうして、妹がいなくなったのにそれをすぐ言わないで『ヒトリかくれんぼ』を話したのだろうか…。
普通だったらショックで話せないはずなのに…。
それに・・・・・・笑ってた。
私はあの言葉が、頭から離れなかった。
「やってみようよ。『ヒトリかくれんぼ』クスクス。」
ゾクリ・・・。
真夏のはずなのに、冬のような寒さが私を襲った。
腕を見ると、鳥肌が立っていた。
「早く帰ろ…。」
私は、ポツリと呟いた。
同じ頃、雅人と悟は舞と同じ気持ちだった。
しかし、ただ一人…。
「僕が、美紗さんを好きなのがばれたかもしれない…。」
天然の康彦は、身の危険を察知していなかった…。
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