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―7月21日 休み時間
私、明月 舞(あかづき まい)は中学2年生。明るいのが取り柄の女の子。
「しっかし暑いなー。なぁ舞、なんか冷たい物持ってないか?」
この人は、私の彼氏の竹浦 雅人(たけうら まさと)
バカだけど優しくて面白い人
「持ってるわけないじゃん!ホント、雅人は面白いんだから!ハハハッ!」
お腹を押さえて舞は、笑った。
「ちぇ、舞のいじわるやろぉ。お、悟と康彦じゃん!お前ら持ってないか?冷たい物。」呆れ顔で聞いた。
篠沢 悟(しのざわ さとる)と今井 康彦(いまい やすひこ)
悟君は、運動が得意。康彦君は、頭がいい。だけどすごく?天然な人
「この俺が持ってるように見えるか?」悟は、偉そうに言った。
「……見えない。」
しまった。つい口にでてしまった…。
「おま!なんで、明月が応えんだよ!」叫ぶように言った。
「だって、そうじゃん!だよね?雅人!康彦君!」
私は机に手をつけ、身を乗り出すようにして聞いた。
「そうだ!そうだ!」と雅人が応えた。しかし、康彦君は、「…………………。」
「康彦君?どうしたの?」私は、聞いてみた。
「…んぁ!?なに?呼んだ?明月さん…。」
ハッと我に返ったように康彦君は、言った。
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