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ガラッ…。(ドアを開ける音
「美紗、呼んできたよ!」肩で息をしながら言った。
「なんで俺まで…。」と悟君が口々に言ったのを、私は聞いていた。
「じゃあ~、始めるからそこに座ってぇ。」
美紗の指差したほうを見ると、五つの椅子が用意されていた。
みんなは、そこに座った。
「早く終わらせろよ!」と悟君は、怒りながら言った。
「わかってるよぉ。すぐ、終わるからぁ。クスッ」
私だけだろうか…あの時の寒気が襲ったのは…。
最後に、美紗が座り話し出した。
「あのね、ある都市に廃墟のKホテルがあるの。そこで『ヒトリかくれんぼ』をすると…。
あ、『ヒトリかくれんぼ』っていうのは、名前のとおり一人でかくれんぼをすること。
そして、『ヒトリかくれんぼ』をするとそこで殺された小さな女の子がいつの間にか加わってるんだって…。」
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