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「ね、ねぇ、そ…その後って…。」声を震わせながら聞いた。
美紗は、キョトンとした顔で見た後話し出した。
「その後はねぇ、その少女に殺されるんだって!クスクス。」
ゾクッ……。
(ど、どうして笑ってるの!?美紗が…。美紗じゃないみたい…。)
「くっだらねぇー!そんな話聞かせるために集めたのかよ。部活の時間返せよ!」立ち上がった悟。
「悟…。そんな言い方ないだろ…。」康彦君は、美紗をかばった。
ガタッ…。タッタッタッ。
美紗が、立ち上がりドアの前に立って言った。
「待って…。やってみようよ『ヒトリかくれんぼ』クスクス。」
ガタッ!恐ろしくて、私は立ち上がった
「美紗!おかしいよ!どうしたの!?
怖い話、苦手だったでしょ?」
―――――ポタッ・・・。
!? な、みだ?
「うぁ、ご、ごめんな、さい。」ボロボロと涙を流しはじめた美紗。
「み、美紗?どうしたの?」混乱する私。
美紗は、涙を拭き取った。
「あのね…私の妹が、三日前から行方不明…なの。」
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