火蓋

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ランドンはこちらを見向きもせずどんどん進んでいく そして着いた場所は、ランドセルランドでランドン達がショーを行う巨大な広場だった 周りを絶叫マシンで囲まれたその広場にいるのは、今着いたばかりの夢識と天識 そして案内役のランドンを含む複数の着ぐるみ そして一段高くなっている舞台には、普段そこに立っているだろうランドン達を従え、銀色の髪をした男が座っていた 綺麗な顔立ちをしており、丈の短い服を着ているためへそが見えている よく見るとヘソピアスをしており、分かりにくいがそれは両翼を象っていた 緊張した空気が張り詰める 「あいつが、巣守」 初めて巣守を見る天識がごくっと唾を飲み込む 操想術を使う戦闘集団 暴力の世界において例外的な存在 その銀髪の巣守は、2人を見て嬉しそうに笑った
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