火蓋

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「あらあら、鬼が2人も来てくれるだなんて。ここは当たりね。 やっぱり大きい場所取っといて正解だったわ」 男の口調に、張り詰めていた空気が一瞬緩む オカマだ… 「はじめまして、あたしは巣守紫雉。短い間だけどよろしくね」 紫雉が指をパチンと鳴らすと、紫雉の下に控えていたランドン達が動き出した 夢識と天識は互いに獲物を取り出す 夢識はトランプ、天識は普通のよりゴツいナックルだ 「天識さん相手は術士です。何が起こるかわからない」 「わかってますよ夢識君。一瞬の油断もできないですね」 襲いかかる着ぐるみに向かって2人は動き出す 「零崎、そして悪夢の始まりです」 「うん、零崎を始めても大丈夫なようだ」
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