火蓋

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奥から出て来た、紫の髪の女は 「巣守金糸雀 独立独歩巣守師団の挑戦者だよ それだけ言えば分かるでしょう?」 そうして、ベルトの両翼をモチーフにしたバッジをみせる 同時に横に現れた金髪、オールバックの男も答える 「同じく継見だ お前ら零崎には、俺らの踏み台になってもらおうか」 そう言って、両翼の指輪を揺らす 「夢見がちな冗談はよして下さいよ こっちは、家賊傷つけられていらいらしてるんですから」 「いっそのこと夢だけみてれば良かったのにね そうすれば、殺されずに済んだのに」 二人はそれぞれ、家賊の得物 崩壊狂王と死深愚礼を構える 「ふざけた事言ってんじゃねぇ!!」 すぐさま、金糸雀はトンファーを、継見は鉄鞭を構える 「荒っぽいな それじゃあ…」 「あなたの現実を終わらせる為に、零崎を始めようよ」 「あんたの理想を終わらせる為に、零崎を始めようぜ」
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