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「う、うわあ!!」
呆然としながらも、夢識は紫雉の攻撃を避ける
だが破壊された地面の破片が夢識の脚に当たった
「グッ!?」
脚を挫いた夢識に紫雉の脚が迫る
「夢識君!!」
天識が爆薬付きナックルダスターで紫雉の脚を殴り、その衝撃でわずかに軌道がずれた
「くそ!」
夢識が横に跳び込み何とか攻撃がら逃れた
「チ、そういえばもう一匹いったけ」
紫雉が天識を視界に入れる
「夢識君、大丈夫ですか?」
「はい、なんとか。けど天識さん、この状況はおかしい」
「ええ、そうですね・・・」
幻であるあの巨大な紫雉が物理的影響を与えられるはずがない
だが実際紫雉は地面を破壊し、こちらに攻撃を仕掛けてくる
「うふふ、混乱してるの?まあ仕方ないけどね。さあ、どんどんいくわよ」
紫雉が広場の周りに設置されているジェットコースターのコースを掴み、まるで木の枝のようにへし折る
「まさか・・・」
嫌な予感が二人を襲う
「さあ、避けれるかしら?」
紫雉がコースを天識達に向かってぶん投げる
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