悪夢

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「な!?」 今までと違い広域に放たれる攻撃を天識は避ける事ができない 手足で急所のみをガードするが、衝撃に耐えきれず吹き飛ぶ 転がり、大の字に倒れる天識の右腕を、巨大な脚が踏み潰した 「グアッ!!」 「ふぅ、やっと捕まえたわ。ていうか、もう終了だろうけど。 どう?腕が潰された気分は?」 腕が潰された気分 その言葉に、何故か天識は笑いがこみ上げてきた 「何笑ってんのよ?」 零崎天識ほど、腕が無くなった時の気分を知る者もいないだろう 思い出したくもない思い出だ 「そんなの、最悪に決まってる」
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