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◇始まりの町ラウル◇
町に着くと祭のためか町全体が水色に彩られており
横を通る人は皆笑顔だ
遠くに噴水があり水がでるごとに小さい子供達がワイワイと遊んでいる
どこにでもありそうな普通の光景
だが、どこはかとなく虚しさを感じる
そんな時、一つの放送が町に響いた
「今年もやってまいりましたっ!!!この町伝統のカラオケ大会!!!ナレーターはわたくしマランがお贈りさせていただきます!!」
町の人は、待ってました!と言わんばかりに興奮していた
僕は気になり、頭や腹のことを我慢して放送に聴き入った
次々に歌が流れ終わっていく
そして最後になった
「とうとう最後になりました!!!楽しい時間もあとすこしで終わってしまいます!!大変名残惜しいです!!!・・・それでは参りましょう!!エントリーナンバー38番、サリア=メイリさんです!どうぞ!!!」
曲が流れる
そして歌が始まった
サリアの歌は今までの歌とは違い圧巻だった
優しく触れるような歌声は天に昇るようなそんな澄んだ声でそして何より凄いのは体にサリアの綺麗な声が入り込み刺激しそして感動を与えてくれる、そんな感じがした
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