序章
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路上で絵を描いていた。 誰も見向きもしなかった。 汚い絵だったから仕方ない。 描きたいものが見つからなくて、汚い街の絵ばかり描いていた。 人物なんて描く気は全くなかった。 惰性で… 見たものをただ白いキャンバスに描きなぐっていた。 金もない、汚い痩せこけた男 それが俺だった。
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