序章

7/12

560人が本棚に入れています
本棚に追加
/297ページ
路上で絵を描いていた。 誰も見向きもしなかった。 汚い絵だったから仕方ない。 描きたいものが見つからなくて、汚い街の絵ばかり描いていた。 人物なんて描く気は全くなかった。 惰性で… 見たものをただ白いキャンバスに描きなぐっていた。 金もない、汚い痩せこけた男 それが俺だった。
/297ページ

最初のコメントを投稿しよう!

560人が本棚に入れています
本棚に追加