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命を越えて求めた明日に
何もない世界は虚しく光る
枯れたような君の涙を見た
僕は駆け出していた
拳で心臓叩いて
捨てた命を探しに
桜のように揺らめいて
波音のように舞う
僕のような存在は
血のように朱く染まり
溶けるように泣いて尽きた
永久に眠る19回目の季節
「僕は死んだ者しか愛せないのかい?」
過去しか許せないのか?
絶望のように生きて
哀しみのように笑う
君を捜す僕は
星のように青く煌めき
今、歌うように君の心臓を鳴らす
永久に眠る
僕の帰りを待つ君の中
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