プロローグ『リア充爆発しろ!』

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「あ……うぅ……」  リア充娘――リア子(俺命名)は怯えた表情でこっちを見上げてやがる。  やばい、本気可愛い。何脅そうとしてんの俺。絶対俺の方が悪いじゃねぇかもう死ねッ! 俺死ねッ!  ……じゃ、ないんだっての。  リア子に言うべき事は言ってやらないと、今後も永遠にからかわれ続けるかもしれないんだぞ!  それでいいのか! 否! よくない!!  であれば、俺の行動はもう限られてくるだろうがッ! 迷うな俺ッッ!! 「ああああああの、あの、ですねぇ……? 貴方その、えっと……ま、まぁ、色々と言いたい事はあるのかも、しれないですけどね? ハイ……エヘヘ」  ……ヨッエー……。俺超よえー……。  いやだって!! イメージと現実はやっぱ違うって!!  相手を目の前にしてイメージ通りの台詞が吐けるような、カッコイイ主人公キャラじゃないわけよ!!  俺この小説じゃ主人公だけど、でも、全然カッコイイとことかないから、その辺わきまえて続きは読んでくれよ!? 「そちら様の事情は……どうあれ、ね? た、他人を、バカにしたり、貶したりする行為が正当化される理由など、あり得んってぃでしょ……? そ、そうでしょ??」 「は……はぁ……」  やべぇ吐血しそう。緊張のあまり「グボァッ!!」て血吐きながら俺倒れそう。  栄太、稜、俺がいなくなっても……立派に非リア充やるんだぞ……。  リア子の頭上には、?マークが浮かんでいる。 「何言ってんだキンモィなコイツ」みたいな事思ってやがるんだろうな! 「あ、あんまり男を、ば、バカにすると……ですね……犯す――」  言いかけて、俺は慌てて修正する。 「お、おか、おおおお、おか、お母さんに言いつけてやるんだから! ばーかばーか!!」  首を吊りたくなった。  
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