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ハァー……明日学校でアレコレ噂になってたらどうすっかなぁコレ。
リア充共に鼻で笑われ、蔑まれ……そんな生活は――そりゃ、嫌だ!
栄太や稜だって同じことを思ってるはず――
てか、どんなに強がったって、彼女は欲しいだろ普通に!!
毎日毎日リア充達を目撃する度に、アイツらこのままどっちかの家に行って……
か、彼氏の野郎は、あんな事とか、こんな事とかを、か、彼女から、して、もらってるのかと妄想しただけで――!
俺のムスカ大差が何かこう、火を噴きそうになるんだよ!
「ど……何処、行くのッ……!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
急に後ろから声が聞こえやがったもんだから振り返ってみたら……!
リア子の野郎、息を切らしてついてきてやがる!!
さ、さてはアレだな――!
このまま家を突き止めて、毎日ポストに「非リア充(笑)」的な事を書いた紙を入れるっていう嫌がらせをするつもりなんだな!!
何処まで嫌な奴なんだコイツ!
いくら何でも、ここまで嫌がってる俺にそこまでするってのかよ!
俺もういい加減泣いてもいいかな!?
俺もう、すっげぇよく頑張ったと思うよ自分でも!
リア子は必死に追いかけて来ていたが、流石に俺の本気のダッシュにはついてこれなくなったようで、途中でついに、振り切る事に成功した。
く、くそ……リア充ってのはつくづく恐ろしい存在だぜ――。
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